紙を再び生活の中に - 創る和紙職人
紙、それも和紙で作ったバッグに財布にはがきに箸入れ......。思わず目がとまって話をうかがったのは創る和紙職人 ハタノワタルさん。ハタノさんは和紙を作って13年の職人さんであり、3児のパパ。紙のことになると瞳をキラキラさせて語る姿が非常に印象的な素敵な方でした。
ハタノさんが伝えたいこと、それは、紙というものが「やさしくて」「すごくて」「とにかくイイもの」だということ。(特に和紙!)
「それは触ってみればわかるはずだし、わかって欲しいと思っている。」と語ってくれました。事実、触らせていただいた透明感のある和紙の手触りはやさしく、心がふっと楽になるような感覚を覚えました。なつかしい感じがするとでもいうと近い感覚かもしれません。
「だから、バックとかなんだとかこうした加工した品もいいんだけど、本当は紙そのものが売れると一番うれしい」
そういうハタノさんは、紙を触って、紙のすばらしさに気づき、紙で実際に何かを作ってみようとする人が増えることを心から望んでいるのでした。
ハタノさんはもともと画家で、若い頃に絵を書きながら放浪していた時に、主に使っていたのが和紙だったことから和紙に興味を持ち、和紙職人の道に進みます。なぜ、和紙を使ったか。それは、油絵をやるときに布だとキャンパスを張らないといけないが、和紙なら丈夫で直接書くことができる、そしてちょっとよれたりくすんでもそれがまた味になるから。なるほどと思いました。
実際、ハタノさんによると、日本では昔は紙は今でいうビニールのような普通の素材としていろんな所に使われていて、今のように物を書く、印刷するためのものだけというように限った使い方はしていなかったらしいのです。合羽や番傘など、考えてみれば確かに紙は昔の日本文化には生活の様々なシーンに入り込んでいたことがうかがえます。だから、ハタノさんがおこなう、バッグやお財布、いろんなものを紙で作るということは、実は新しいことではないのだそうです。
紙の手触りを通して、やさしさと懐かしさ、やわらかさを生活にとりいれる。ハタノさんの作り出す世界にどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか。「紙のことなら何でも聞いてください」。自信満々のハタノさんなのでした。
- 出展名
- 創る和紙職人 ハタノワタル
- 出展者
- ケヤキ並木
- 場所
- http://blogs.yahoo.co.jp/aaawtaaa
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